ピアノでいう「感性」ってなんだろう?
9月2日
読了時間: 2分

みなさん、こんにちは。
今日から、「感性を育てるレッスン」とは何かを、いくつかの記事に分けて考えていきたいと思います。
「感性」というと、とても素敵な、少し魔法のような言葉に聞こえます。
けれど、「ピアノを弾く上で、感性とは何ですか?」と聞かれると、意外とすぐには答えられないのではないでしょうか。
私自身、レッスンで大切にしている言葉でありながら、改めて考えてみると、一言で説明するのはなかなか難しいと感じます。それほど「感性」は、さまざまな意味を含んだ抽象的な言葉です。
では、ピアノを弾く上での「感性」とは、いったい何なのでしょう。
私は、感性とは単に「豊かに感じる力」だけではないと思っています。
まず音をよく聴き、その小さな違いに気づくこと。そこから何かを感じ、自分はどのように表現したいのかを考え、選び、それを実際の音にすること。
その一連の力を、私たちは「感性」と呼んでいるのかもしれません。
たとえば同じメロディーでも、明るく弾くのか、少し寂しさを含ませるのか。次の音へまっすぐ進むのか、ほんの少し呼吸を置くのか。伴奏をどのくらい遠くに感じさせるのか。それによって、聴こえてくる音楽はまったく違うものになります。
そこに、誰にでも共通する一つの正解があるわけではありません。
だから「感性を育てる」とは、先生の感じ方をそのまま教え込むことではなく、
生徒さんが音のさまざまな表情に気づき、自分の耳で聴き、自分で選べるようになるための手助けをすることなのではないかと、私は考えています。
では、この「感性」は、生まれつき持っているものなのでしょうか。それとも、レッスンや日々の経験の中で育てていけるものなのでしょうか。
次回は、そのことについて考えてみたいと思います。



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